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園長先生のおはなし

2007年10月の保育

−運動会−

 2学期はたくさんの行事がありますが、今、子どもたちが一生懸命取り組んでいるのは、運動会の練習です。年長さん、年中さん、小さい組の子どもたち、それぞれに毎日、頑張っています。

 運動会は、体を使うスポーツを楽しむ会ですが、ただ体を使えばいいかというと、そうではありません。飛んだり、走ったりすることだけではない、大きな意味があると思います。

 何事によらず、はじめて経験することは、子どもたちにとっても大変なことも多いでしょう。教えられたとおりに、すぐにできるとは限りません。上手な子どももいれば、なかなか覚えられない子どももいます。でも、一人ひとりが自分なりの努力をしています。それには、先生の助けも必要です。音楽によって心がわくわくして、助けられることもあります。お友だちの頑張る姿に勇気づけられることもあるでしょう。そうやって、一人ひとりが頑張ることで、体は技術を覚えていきます。それだけではなく、みんなで一緒に頑張っていくことを覚えていきます。助け合っていくことを覚えていきます。

 2学期が始まったころは、暑い毎日でした。その中で、汗をかきながらの練習は子どもたちもつらかったでしょう。その暑さを我慢して、頑張りました。なかなかできないことを何度も練習して、頑張りました。その一つひとつが子どもたちの心を育てていくのだと思います。

 毎日の遊び、園での生活とは違って、運動会では、たくさんのことを覚えなくてはなりません。ここでは走る、ここでは止まる、ここでは音楽に合わせる、ここではみんなとバランスをとる。それは、たくさんのことです。小さいながらも、自分をコントロールすることが求められます。自分をコントロールすることを学んでいくのは、大切なことだと思います。自分の楽しみだけではなく、みんなとのハーモニーを保っていけるような心が少しずつ育っていくのだと思います。運動会は、そういう意味で大きな学びになるのではないでしょうか。

 スポーツは体のためだけではない、たくさんのことを心が学ぶ機会なのですね。

 運動会の当日、保護者の皆さんには、そういう目で子どもたちの成長した姿を見てあげてほしいと思います。

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