12月の保育
− 副園長先生のことば −
いよいよ12月になりました。師走、皆様たいへん忙しい時を、お過ごしのことと存じます。幼稚園でもクリスマスお遊戯会の練習に子ども達は、一生懸命に取り組んでいます。子ども達は互いのやりとりを通して互いに学び合っています。ひとつのものを作り上げていくうえでどのようにしなければならないのかを、実体験をしながら学んでいます。
この12月は、子ども達にとっても楽しみの多い月です。冬休み、クリスマス、年末等ご家族での楽しいひとときを過ごされる時でもあることでしょう。クリスマスについて聞いてみました。もうすでに、サンタさんにお願いしているようです。私も貰えるかと尋ねてみると、「大人は無理、自分の好きなのを買ったら。」とすげなく言われてしまいました。クリスマスについては、年長児には話す機会があり、単にサンタさんがプレゼントをくれる行事ではないということは話しています。
在園している子どもたちは、4月に比べるとずっと理解力もついてきています。年長児ともなりますと本当に人の気持ちの機微がわかります。言葉を添えたら、意味の深みも理解しようとします。貰うだけではなく、感謝の気持ちをもって身近な人に接する折に、自分に出来ることとは何か?自分のことしか考えられないのではなく、人のために役立つことの喜びを知ってほしいと願っています。思いやりのこころ、感謝するこころ、善悪を知り困難にもめげず遣り抜ける強さを少しでも身に着けてくれたら思います。(欲張りすぎでしょうか?)
今年は待降節が12月1日から始まりました。せっかくキリスト教の幼稚園ですので、3年間のうちに一度はクリスマスミサや教会に足を運んでいただけましたら、本当にうれしく思います。
どうぞ、よいクリスマスとお正月をお迎えください。
3学期子ども達が元気な姿で、登園して来ることを、楽しみにしております。