9月の保育
− 9月を迎えて −
最高気温が体温近くまでになる日が続きましたが,お元気だったでしょうか?
夏休みにほぼ毎日聞くことができたクマゼミの鳴き声が,ヒグラシやツクツクボウシの鳴き声に変わってきているこの頃です。季節は,夏から初秋に向けてゆっくりと歩み始めているようです。
先日、高松市西部のK中学校に勤務していた時の教え子(今年度で43歳になるのだそうです)が開催した6年ぶりの大同窓会(小同窓会はほぼ毎年行っており,私もよく加わっています)と,高松市東部のK中学校に勤務していた時の教え子(今年度で29歳になるのだそうです)が初めて開催した同窓会にお呼びがかかったので,それぞれ参加させて頂きました。
昔の面影を持った教え子たちから仕事の苦労話やこれからやろうとしていることを聞くにつけ,やんちゃだった教え子たちから子育ての悩みや我が子自慢を聞くにつけ,人生経験が額に刻み込まれつつある教え子たちから日頃溜めに溜めた鬱憤や将来の不安を聞くにつけ,それぞれの教え子がそれぞれの道を一歩いっぽ確実に,しかも力強く歩んでいる姿に感心させられました。
『その子の将来にわたっての幸せ』を願って教育活動に取り組んできた私にとって,心身共に大きく成長した教え子と過ごした一時は,この上ない幸せな時間でした。それぞれの子が,神から与えられた人生を今後も豊かに歩んでいくことを祈らずにはおられませんでした。
私の大好きなお祈りがありますので,ここに紹介します。
『主よ,私が空腹を覚えるとき,パンを分ける相手に出会わせてください。
のどが渇くとき,飲み物を分ける相手に出会えますように。
寒さを感じるとき,温めてあげる相手に出会わせてください。
不愉快になるとき,喜ばせる相手に出会えますように。
私の十字架が重く感じられるとき,誰かの重荷を背負ってあげられますように。
乏しくなるとき,乏しい人に出会わせてください。
暇がなくなるとき,時間を割いてあげる相手に出会えますように。
私が屈辱を味わうとき,誰かを褒めてあげられますように。
気が滅入ったとき,誰かを力づけてあげられますように。
理解してもらいたいとき,理解してあげる相手に出会えますように。
かまってもらいたいとき,かまってあげる相手に出会わせてください。』
ほんの少しでもこのお祈りに近づけるようにと思っている私です。