9月の保育
−園長先生のことば−
長かった夏休みが終わり、2学期がスタートしました。よく陽やけした子どもたち、ぐーんと大きく、たくましくなった感じを受けます。
スペインでは子どもたちも大喜びでサッカーについて話してくれました。そして、日本のサッカーも素晴らしかったと言っていました。私もとてもうれしかったです。一生懸命にチームで協力することは本当に、大切ですね。
さて、子どもたちは、一学期間の園での生活、保育者や友だちとの関わりのなかで体験したいろいろなこと、集団生活の中で身につけたことを通して、大きく成長しました。そして長い夏休みには、幼稚園から離れ、自由な生活の中で、どんな遊びをしていたのでしょうか?プールに行ったり、水遊びをしたり、出かけたり、おじいちゃん、おばあちゃんと過ごしたりしたことでしょう。暑い夏でしたが、色々な体験をしたことがこれからの豊かな実りに結びついていくことでしょう。2学期は子どもたちにとって、楽しい行事が待っています。運動会、クリスマス会など子どもたち同士、また保育者とのつながりを深め、一つのことに向かって一生懸命がんばりとおそうとする態度を養ってほしいと願っています。
ところで、子どもたちにとってもまた私たち大人にとっても、毎日一生懸命にやればやるほど、うまくいかないこともあるものです。家庭で、みなさんはそんな時、どうしておられますか?子どもたちに何とアドバイスしてあげていますか?マザー・テレサがおっしゃっています「時に、ほほえむことが難しいこともあるでしょう。その時こそ祈りましょう」と。本当に、ちょっと静かに沈黙して、神様に心を向けて、「神様どうすればいいのですか?」「わたしに力を下さい」と祈ること、皆さんはよくお聖堂に行ったり、子供といっしょにお聖堂で祈られると思います。神様がそつと心にささやいてくださることもあるでしょう。その時はわからなくても、祈っていると、神様は必ず応えてくださいます。親が子どもに良いものを与えるように、神様は私たちによいものを準備してくださいます。実りの秋がやってきます。私たちも心の実りを結べるよう2学期は子どもたちと共に祈りましょう。