1月の保育
−1月の副園長先生のことば−
新年おめでとうございます。新しい年を迎えられて恙無く、お過ごしのことと思います。年頭に当たっては、それぞれ皆様希望に満ち抱負をお持ちのことと思います。今年こそはという思いもおありのことでしょう。
ところで昨年は未曾有の震災があり、いまだに大変な状況の方々が大勢いらっしゃいます。そんな中で人々の絆が見直された年でもありました。皆様は、マザーテレサという方をご存知でしょうか。ノーベル平和賞を受賞された方で貧しい人々のために働かれた方です。そのマザーテレサのお言葉の中に次のようなものがあります。
「死や悲しみの代わりに、この世界に平和と喜びをもたらしましょう。こうする為には、私たちは神に『神の平和』という賜物を請い願い、更に神の子どもである兄弟姉妹として、私たちが互いに受け入れあうことを学ばなくてはなりません。子どもたちにとって、愛し方や祈り方を学ぶ最善の場所が家庭であること、そして自分たちの母親と父親の愛や祈りを見て学ぶのだということを私たちは知っています。家庭がしっかり結ばれているとき、子どもたちは、神の特別な愛をその中に見出すことができます。そして子どもたちは自分たちの国を、愛と祈りに満ちた場所にしていくことができるのです。」
日本の社会もなかなか思うようにいかず、たくさんの問題を抱えています。私たちの関わりにもなんとなく重苦しい現実があります。真の平和とは何でしょうか。真の喜びとは何でしょうか。マザーテレサのお言葉を味わいながら、考えていきたいと思います。
さて子どもたちにとっても、いよいよ平成23年度最後の学期となり、締めくくりの時となりました。この一年間が、子どもたちにとって大きな成長の時となったのでしょうか。自己充実、自己肯定、自尊感情が育ったでしょうか。一人ひとりの子どもが、その子として自分らしく生きていけますように。神さまからいただいた宝−その子どもにしかない宝を見つけ、真っ直ぐに歩いていける力を願っています。
今年もよい年でありますように。神さまの恵みのうちに