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園長先生のおはなし

1月の保育

− 園長先生のことば −

 皆さま、新年おめでとうございます。寒さの厳しい毎日ですが、子どもたちと良いお正月をお過ごしになったことでしょう。

 12月の「クリスマスおゆうぎ会」では一人ひとりが一生懸命、自分の役割を果たしていましたね。子どもたちもできることをやりたい、成し遂げたいという強い思いをもっているのです。このことは子どもの成長過程でとても大切なことです。自分のお仕事、役割、責任を果たしていくこと。そして、周りの人に励まされる、ほめられることの体験は人格形成に欠かせないことです。

 聖劇の中で「博士たちの礼拝」の場面がありました。三人の博士が不思議な星に導かれて、尊い贈り物を持って、はるばる旅を続け、イエス様に出会い、贈り物をお捧げしたのでした。このことを教会では[主の公現]と呼んでいます。ヨーロッパでは1月6日がこのお祝いの日です。この日でクリスマスのお祝を閉じるのです。子どもたちはこの日に博士さんたちの贈り物のプレゼントをもらいます。私もずいぶん楽しみにしていたものです。

 また、この日は私には忘れられないとても大切な思い出があります、私が10歳のころ、教会でこの日のお祝いのミサで、神父様が「東の国の博士たち、すなわちアジアの人たちがはるばるベツレヘムにやってきたのです。馬小屋のイエス様を認め、拝んだのは羊飼いと東の国に博士たちだった」と話されました。ヨーロッパから遠いアジア、その時から私は日本に行きたい。宣教師になりたいと強く思うようになりました。その時から今年は62年になります。

 昨年は世界中で、いろいろな悲しい争い、戦争がありました。シリアやパレスチナでは多くの子どもたちも命を失いました。今年こそは世界に平和があるようにと願いましょう。御家庭においても子どもたちに平和の大切さを教えてあげましょう。そのためには「仕返しをしない、自分の過ちを認めること、許すこと」の大切さを家庭で教えてあげましょう。やがて、子どもたちは平和の働き人として、家庭に、学校に、社会に共感、連帯、正義を生きる人に成長していくことでしょう。その時、平和が神さまから与えられるでしょう。いろいろな難しいこと、思うようにならないときにも、子ども達がその場にとどまり、忍耐強く、希望をもつて歩んで行けますように、大人も大きな希望をもって歩ましょう。

 2013年が皆様方に平和と希望の年でありますようにとお祈りしています。

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