6月の保育
− 園長先生のことば −
先日、「5月は母の日もあったね。そして聖母マリア様の月でしたね」と子どもたちに話していました。すると一人の子が「6月は、父の日があるよ」と教えてくれました。「そうです。もうすぐ父の日が来ますね」と答えました。この子はきっといつも一生懸命働いて下さるお父さん、時にはやさしく遊んでくれるお父さんが大好きなのでしょう。
本当にこの難しい社会で毎日苦労しておられるお父さん方に感謝しましょう。
もし、お母さんの最も良い模範を聖母マリア様に仰ぎ見るなら、お父さんのモデルは天のお父さん、神様でしょう。すべての子どもたちを分け隔てなく大切にし、守り、導かれる、天のお父様・・・。
3月に新しく選ばれたローマの新教皇フランシスコも小さい人、貧しい人を一番大切にされる方です。
さて、東日本の大震災以来、家族の絆について、みんなが以前より深く考えるようになったと言われています。家族、どんなときにも頼れる家族は本当にすばらしいと思います。家族は子どもたちにとって、最初の人生の学校です。家族が子どもたちに果たす役割について三つのことがあると思います。
一番目は、子どもたちが成長するために良く導くという役割。
二番目は子どもたちが問題や難しいことにぶつかった時に、それを乗り越えていけるように寄り添い支えること。
三番目には子どもたちがなすべきことを自由に選べるように導くこと。
6月、一年の後半が始まる月を迎えるにあたって、家族の大切さについて、子どもたちを正しく育てることについて、振り返ってみましょう。
きっと、この振り返りは、子どもたちに幸せをもたらすことでしょう。