5月の保育
− 5月を迎えて −
園庭のサクラも新緑の時期を迎え、柔らかく可愛い小さな葉が、太陽の光をいっぱい浴びようと、葉脈を大きく拡げています。
教会も、キリストの受難を思い起こす中で自己の信仰をしっかりと顧みる「四旬節」を終え、4月20日にキリストの復活を祝う最も重要な祭りである「イースター(復活祭)」を迎えました。」
生命の息吹を強く感じているのは、私だけではないでしょう。
さて、私が桜町聖母幼稚園に着任して、早1ヶ月が過ぎようとしています。 この1ヶ月で感じたことが2つあります。 1つは、子どもたちの様子についてです。
保護者から受けている愛を周りに振りまきながら登園してくる子どもたち。昨日できなかったことができるようになり、とても嬉しそうに「できるようになったよ」と語りかけてくる子どもたち。この子どもたちと共に歩んでいけることに、とても大きな喜びを感じています。
2つめは、一人ひとりの子どものことを考えながら、教育活動に勤しんでいる先生方についてです。
- 幼稚園に出勤するとすぐ、子どもたちが気持ちよく園での生活を送ることができるように、園庭だけではなく、教会の入り口前や道路に落ちている花びらや落ち葉を掃き集めている先生方。
- 子どもたちが登園する前に、子どもたちが怪我をすることがないように、鉄棒やジャングルジムの下にマットを敷いていく先生方。
- 子ども一人ひとりの瞳の高さに自分の瞳の高さを合わせ、子どもに語りかけている先生方。
- 机に座って一生懸命お仕事をしている子どもたちに、優しく声をかけている先生方。
- 勤務時間終了後も、子どもの姿を思い浮かべながら色紙を折ったりはさみを動かしたりしている先生方。
このような子どもたちや先生方に囲まれて、私の心は八重桜の花のように丸くなっています。