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園長先生のおはなし

1月の保育

− 1月の園長先生のお話 −

 明けましておめでとうございます。

 2019年が皆さまにとって神さまの恵みが多い1年となりますよう,心からお祈り致します。

 12月15日(土)に行われた「クリスマスお遊戯会」。子ども達の一生懸命な演技にとても感動させられました。また,「クリスマスお遊戯会」が成功のうちに終えることができたのも,多くの保護者の方々のご協力のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。

 先日,札幌教区で司祭をされている場ア 洋神父様の文章が目に入りました。とても考えさせられる内容だったので,ここに紹介します。

 生まれながら目の見えない女性に会った。私は彼女の言葉に返す言葉がなかった。「目の見えない私をみんな可愛そうですねとか,大変ですねとか言います。でも私は何の不自由もありません。私は皆さんが見えるということがどんなことなのか分かりません。皆さんの言われる光とは何ですか。でも,私は見えなくても光を知っています。」 
 この女性の語りから,ある心理学者の言葉を思い出した。「私たちが生きているこの世界は,目で見えるものが5%,目で見えないものが95%である」と言う。ということは,見える5%に私たちは常に心を奪われて四苦八苦しているのである。それは氷山の一角の価値観に翻弄されている現実である。
 かつて,子ども達は外で遊び,ぶつかり合いながら感性を育み,人間関係を培ってきた。ところが最近,外で遊んでいる子どもを見なくなった。テレビやスマホ,ゲームといったバーチャル(仮想世界)的なものに大人も引きずり込まれ,子どももそれに続いている。果たして心は満たされているのだろうか。心は空洞化され,仮想世界で何かを満たそうとしている。‥‥‥‥‥‥‥‥

 目に見える5%の向こう側にある見ることのできない95%の世界にいかに心を巡らすのか。また,空洞化した心をいかにして満たしていくのか。  
 より愛のあふれた人間社会にしていくために,私たち大人が真剣に考えなければならないことなのではないでしょうか。

 おやつや買いたいものなどを我慢してためた子ども達自身のお小遣いから「児童福祉献金」に59,258円の貴重なご寄付を頂きました。また,クリスマス遊戯会の時の献金に7,742円の貴重なご寄付を頂きました。本当にありがとうございました。ローマ教皇庁に67,000円の献金は送られ,世界各地の恵まれない子ども達のために使われます。  
 目に見える5%の向こう側にある見ることのできない95%の世界に心を巡らせた桜町聖母幼稚園の子ども達のことを思うと,とても心が丸くなってしまう私でした。

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