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園長先生のおはなし

11月の保育

− 園長先生のお話 −

 午前5時からのクウちゃんの散歩の時に,ふと東の空を見ると「金星」が明るく輝いていました。目を南に動かすと,冬の星座である「オリオン座」が出ていました。また,西の空には地球に一番近づいている「火星」を見ることができました。
  これらの星を見ながら,我が娘がまだ幼い頃,預かり保育終了後に迎えに行ったときの会話が脳裏によみがえってきました。
 私「ねぇ,絢子。お月様がバナナのようになっているねぇ。この後,あのお月様はどうなるのかなぁ?」
 絢子「どんどん太くなっていくのだよ。そして,まん丸になるの!」
 私「どうやって太くなっていくのかな?」
 絢子「栄養を蓄えているからだよ,絢もどんどん太くなっているでしょう。それと一緒だよ。」
 私「そうか,絢子もどんどん栄養を蓄えて,まん丸の満月みたいになるんだね。」
 絢子「そうだよ!まん丸になるんだよ!」
 そのような話をしていると駅に着き,自動販売機を目にした絢子が「あれ,ほしい!」と炭酸飲料を指さしました。私は「お家に帰ったらつくってあげるよ。」と言い,帰宅後砂糖水をつくり,そこにストローで何回も息を吹き込みました。そして,「はい,ジュース」と言いながら絢子に渡したのです。絢子は「こんなのジュースじゃない!」と言ったのですが,「同じジュースだよ。絢子が中学生になったら同じジュースだということが分かるからね。」と説明しました。
 これらのことを我が娘は未だに覚えており,自分の子どもに同じような話をしているのだそうです。

 3密を避けるために,例年とは違った形態で行われた「運動会」。年少さんは年少さんなりに,年中さんは年中さんなりに,そして,年長は年長さんなりに,最高の演技や競技を見せてくれました。子どもたちが一生懸命に演技や競技に取り組む姿は,多くの感動を保護者の方に与えたのではないでしょうか。また,子どもたちは,一生懸命に取り組むことによって大きな達成感を体得したのではないでしょうか。

 10月16日(金)に行った「芋掘り遠足」。軟らかい土の中から大きなお芋が一杯出てきました。春先には小さな苗だったのに,土の中の養分と雨によってもたらされる水,そしてサンサンと降り注ぐ太陽の光によって,栄養分をどんどんとつくっていきました。その養分を蓄えた「薩摩芋」。とってもおいしかったのではないでしょうか。

 10月21日(水)に年長さんと行った「鬼ヶ島洞窟探検」。今年は新型コロナウイルスの感染予防のため,公共交通機関での移動をやめ,集合場所を桟橋としました。
 女木島に向かう「めおん2」が桟橋を離れる時から,子どもと保護者が手を振り合う情景が見られました。その情景を見ながら,まだ宇高連絡船が高松と宇野の間を運航していたとき,保護者のもとを巣立って就職先や進学先に旅立って行く子どもたちの見送りの情景と思わず重なってしまいました。いつかは保護者のもとを巣立っていく子どもたち,その時のことを常に思い巡らしながら,今日という日を大切に送って頂けたらと思います。

 新型コロナウイルスの感染収束が見えてはいませんが,感染予防に最大限の注意を払いながら,子どもたち一人一人に「今日もとても楽しかった。とても良かった。」と思ってもらえるような保育・教育活動を行っていきたいと思っていますので,よろしくお願い致します。

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